夏に多い水難事故! 事故が起こる原因と対処法まとめ
夏になると、川で遊んだり海水浴に行ったりと
水辺で遊ぶことが多くなります。
でも、毎年多くの水難事故が起こり
たくさんの人が亡くなっています。
なぜ、水難事故が起こってしまうのか。
これだけ多くの犠牲者がいるにもかかわらず
水難事故はなかなか無くなりません。
自分や家族、友人を水難事故から守るために
事故が起こる原因と対処法を知っておきましょう。
最近起きたニュース
- 高知・香南市の海水浴で男性死亡(60歳)
- 岐阜・関市の川で男性死亡(32歳)
- 長崎・対馬市の海水浴で男子小学生死亡(8歳)
これだけではなく、毎日のように
水難事故の悲しいニュースを見ます。
水難事故はどうして起こるのか?
まず水難事故には2種類あります。
⓵落水による事故
川で遊んでいて、足を滑らせてしまい
岩場から滑り落ちてしまうことや
海で釣りをしていて、防波堤から落ちてしまうことです。
⓶沈水による事故
自分で深いところまで進んでいって
知らない間に流されて溺れることです。
川
川は、急に深くなったりすることがあるので
大丈夫と思っていてもいきなり足が届かなくなります。
海に比べると、浮きにくいので
そのまま浮かずに溺れるケースが多いようです。
海
離岸流という強い流れがあるため、
気づかないうちに流されて溺れるケースが多いです。
海にはクラゲもいます。
毒を持ったクラゲに刺されると、
呼吸困難や足腰に力が入らなくなったりするので
これも溺れる原因の1つです。
水難事故に遭遇した時の対処法!
ういてまて
もし服を着たまま溺れそうになったら
『ういてまて』です。
これは、背浮きという体勢で救助を待つことです。
浮いて待つということになります。
衣類を身につけた状態で、
両手両足を広げて大の字になり
仰向けで浮かぶ体勢です。
息を深く吸い、肺に空気が溜まっていると
必ず浮くようになっています。
素早く呼吸をし、常に肺に空気を入れるように
意識することが大切です。
そして、顎をあげて腰が沈まないようにするのが
この体勢のコツです。
溺れそうになった時に、
バタバタ動いて叫んだりすると
体力もかなり消耗してしまうので危険です。
この体勢を取ることで、
体力も温存することができます。
『ういてまて』このキーワードを
覚えておくようにしましょう。
溺れている人を見つけた時の対処法!
まず、絶対に自分が助けようとしないことです。
溺れている人を見つけた時、
3つのことをして下さい。
- 119番通報
- 『ういてまて』と伝える
- 浮具になりそうなものを渡す
通報するときは、現在地がわからなくても
携帯のGPSでだいたいの場所がわかります。
空のペットボトルや中身が入っているリュックは
浮具になることを覚えておきましょう。
溺れてパニックになっていても、
周りが冷静に対処していると落ち着きを少し取り戻せるはずです。
子どもより大人の犠牲者が多い!
子どもを連れて、家族でキャンプ!
なんてことも多いですよね。
川や海に行き、泳ぐことを目的にしているなら
必ずライフジャケットを着用しましょう。
泳ぐつもりでなくても、水辺で遊ぶ場合は
大人や子供に関係なく着用するようにします。
水難事故の年齢別の生存率は、
高校生以上が50%で中学生以下が80%となっています。
どういうことかというと、
今は学校で(ういてまて)などの救助方法を
習っているということです。
それがあるので、子供たちは
とっさに対応することができるのです。
それをやっていない大人の生存率が
50%と低くなっています。
水難事故に遭遇したら、
とにかく救助を呼ぶことを優先しましょう。
みなさんのコメント
私も昔、海水浴場で突如大きな波にのまれた事があります。
体中がねじれ回転してパニックになりましたが、
幸いにも無事に生還できました。
自然の中で遊ぶには、それなりにリスクが伴う事を身をもって体感しました。
毎年、この時期になると、この手のニュースを目にする。
自分や自分の家族だけは大丈夫…と思ってる人は多いと思う。
大雨で非難しない人と同じような気がします。
自分の身は自分で守るしかない。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/videomain?d=20190811-00422258-fnn-soci&s=lost_points&o=desc&t=t&p=2
まとめ
水難事故は誰にでも起こりうることです。
どうして事故が起こってしまうのか。
原因と対処法を知っておけば、
自分が事故にあったときや周りの人に何かあっても
少しは冷静に対処することができるでしょう。
自分は大丈夫と過信することがないようにしましょう。
夏のアウトドアを楽しむために、
知識を身につけておきましょう。