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働き方改革への嘆き

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政府主導で、働き方改革が進んでいますが、

みなさんの周りでは実感、ありますか?

 

残業が減ったり、有給取得が促進されたりと、

プライベートが充実したというプラス面がある一方で、

働き方改革嘆く声が出ているのも事実です。

 

 

残業代の減少

 

効率化が進んで、残業がなくなり、

残業代がなくなって給料が減る。

 

そんな悪循環を実感している社会人が

少なくありません。

 

仕事で遅くなるかもしれない、

と今までセーブしていた平日の予定が、

気兼ねなく入れられるようになると

 

仕事のあとの時間も楽しみやすく、メリハリはつきますが、

給料自体が減っているので仕事が早く終わる分、

プライベートが充実するかというと難しい部分でもあります。

 

自分だけ定時に上がるのは気が引けますが、

会社全体がそういった雰囲気であれば帰りやすい環境となり、

平日の予定もたてやすくなると思います。

 

しかし一方で早く帰れるようになるのはいいけれど、

残業代の大幅な減少は、家計にも響くのも事実。

 

こういった問題がほかにもありそうです。

 

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残業禁止 効率の悪い人は残業しても仕方ない?

 

管理職ともなれば、部署の残業時間を減らしたいところ。

 

すると、効率よく集中して取り組める、

仕事の早い人は早く帰るように急き立てられ、

 

逆に仕事が遅い人は、あきれ顔ながらも仕方ない、

と残業を許されてしまうことがあるそう。

 

「仕事が遅い人ほどお金がもらえる仕組み」

になっているように見える、と不満がでることも少なくないようです。

 

効率の良い職務姿勢が評価されればよいですが、

資格を取らないと昇給できなかったり、

 

昇給しても数百円で、今までの残業代には遠く及ばない場合も多くあり、

現実は厳しいのです。

 

 

下請け会社や取引企業にしわ寄せが。

 

残業するなー!と急き立てられるあまりに、

社内はもちろん、外部の取引にさえ迷惑をかけてしまうこともあります。

 

私の勤めていた会社も、

NO残業デーは、電気を消されてしまい、

薄暗い中PCの明かりだけで仕事をしていることもありました。

 

しかし、働き方改革が浸透してきたとは言え、

定時以降に仕事をしている会社ももちろん多く、

 

仕事を進めようにも、相手先が定時で帰ってしまっている・・・なんてことが続くと

取引自体も難しくなってしまいます。

 

 

サラリーマンがフラリーマン

 

テレビで取り上げられたこともあるフラリーマンって知ってますか?

 

働き方改革後に、仕事が早く終わっても帰宅せず、

街中でふらふらと時間をつぶすサラリーマンのことです。

 

事情は様々あるようですが、

早く帰っても自宅に居場所がないことが理由ともいわれているそう。

 

これはちょっとかわいそうですね。

 

今までは仕事が遅く、夕飯も家で食べなかったような人や、

夫婦共働きで、早く帰っても妻はまだ帰宅していない、

 

自分が早く帰ることで負担を増やしてしまいそうと帰りづらく、

街をふらふらしてから帰るなど、事情はそれぞれです。

 

仕事より家庭の割合が多いことが当たり前の世の中になれば、

また変わってくるかもしれませんね。

 

 

需要の変化

 

このような心理のもとにフラリーマンが増え、

さらにはフラリーマンに需要のある「ちょい飲みメニュー」

ゆっくり立ち読みのできるカフェ付き書店も人気が出てきているそうです。

 

また、早上がりのOLが増えたことにより、

平日夜のヨガ、エステ、ネイルサロンなどの需要も増えているそう。

 

ただやはりここにも、残業代が…という事情が絡む落とし穴はありますが、

働き方改革によって経済が回っている部分があるのも事実です。

 

 

働き改革における「成果」

 

政府は働き方改革の一環として、

「時間」ではなく「成果」単位で評価する、

新たな基準づくりを推し進めようとしています。

 

職種によっては見えにくい「成果」の部分を上手に見える化し、

仕事の遅い人が残業代を稼げる、

そんな仕組みが早く改善されるといいですよね。