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「新卒に600万以上、最高1千万」驚きの年収を手に入れたのは?

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「年収1千万」といえば給料所得者、

いわゆるサラリーマンの理想であり、

憧れの年収といっても過言ではありません。

 

国税庁が公開している「29年度民間給与統計実態調査」によると

1千万以上稼ぐ人の割合はわずか約4.5%ほど。

 

平均年収が約432万円なことからも、

限られた人達だけが得ることが出来る年収だと言えます。

 

しかし、令和に元号が改められてから、

新卒に「年収1千万」という破格の年収を提示する

大手企業が次々と現れたのです。

 

新卒でサラリーマンの目標「年収1千万」を稼げるのは、

どんな学生さんなのでしょう?

 

 

「年収1千万」提示する企業が欲しい人材。

 

野球でも知られるDeNA(ディーエヌエー)が求めたのは、

AIの高い知識を持った専門のエンジニア職の人材。

 

最先端AIを学び研究者として国際会議で論文を発表した経験を持ち、

プロジェクトを立ち上げ、遂行出来るリーダー的人材だそうです。

 

NECの若手研究者を対象とした新たな報酬制度は、

新卒でも学生時代に著名な学会で論文発表などの実績があれば、

1千万超の報酬を支給するというものです。

 

国際競争に勝ち抜くためには優秀な人材が必要不可欠であり、

上限を設定しない海外の報酬制度を取り入れることによって

優れた能力を持つ研究者を獲得しようとしているそうです。

 

回転ずしチェーン大手のくら寿司の「エグゼクティブ採用」は、

TOEIC800点以上、簿記3級以上で26歳以下という条件付きで、

入社1年目から年収1千万の幹部候補生を募集しました。

 

求めたのは、海外に事業を展開する際に戦力となる優秀な人材。

 

ここで紹介した3社だけでなく、

優秀な人材を獲得するために一般的な新卒とは別枠で

高水準の処遇を用意する企業が、増加していくと考えられます。

 

 

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「年収1千万」内定者はどんな才能の持ち主?

 

 DeNAに17年10月に新卒で入社したのは

東京大学大学院でコンピュータービジョンを学び、

AI専門職の採用枠のある企業をターゲットとして就活していた大学院生です。

 

条件付きのくら寿司には募集を始めて2週間で170人ほどのエントリーがあり、

そのほとんどが、早慶や東大の優秀な学生だったそうです。

 

確かに、間違いなく優秀な人材が集まっていると言えますよね。

 

 

問題はないの?

 

仕事の能力により、格差がつくのは納得がいきますが、

例えば、数年前に同等の経歴で入社したにもかかわらず、

 

採用制度の違いから年収に大きく差が出てしまったとしたら、

不満が出るのは当然ですよね。

 

社内には優秀な先輩社員が数多くいるはずです。

 

もしも、収入格差が生じてしまったら?

それが納得のいかないもだとしたら?

仕事にも歪が生じてしまうのではないでしょうか?

 

更には、優秀な学生であっても、

高水準の処遇に見合う成果を、ビジネスマンとして出せるのか?

 

勿論、成果を出す前に退職してしまったりというリスクもあります。

 

優秀な人材を高い水準の処遇で採用するには、

色々な問題が乗じる可能性があることも忘れてはならないのです。

 

 

まとめ

 

優秀な人材を獲得するために、

一般とは別枠の「特別な採用枠」で世界レベルの高水準の処遇を

用意する企業が増えています。

 

新卒採用であるにもかかわらず、

サラリーマンの憧れの「年収1千万」を提示するのは、

グローバル化が進み、優秀な人材の獲得競争が激化しているからです。

 

高水準の処遇で採用される人材は、

AIの研究者として世界で認められていたり、

語学力が設定された基準以上の東大や早慶を中心とするの優秀な学生達です。

 

優秀な人材の確保は企業の未来への投資でもあるため、

「特別な採用枠」で獲得しつつも

 

先輩社員や、他の新卒社員との格差の調整をはかるなど、

企業側の柔軟な対応も必要と言えるのではないでしょうか?