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アメニティグッズがピンチ!なぜ?

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 ホテルに宿泊するとき、

当たり前のように備えられている

「アメニティグッズ」

大ピンチなのをご存知ですか?

 

2018年、最大手の資生堂が撤退してから、

需要はあるのに供給が追い付かないという

品薄状態が続いているそうです。

 

アメニティ事業は価格競争が激しく、

薄利多売で利益を確保するのが難しい業界と言われています。

 

アメニティグッズ自体は使った経験があっても、

業界のことや資生堂が最大手だった事を初めて認識した人もいるはず。

 

これから始まる夏休み、来年のオリンピックと、

ホテルを利用する人も増えるのに大丈夫?

とちょっと心配になりますよね。

 

知っているようで、知らない

「アメニティグッズ」について、まとめてみました。

 

 

あるのが当たり前だったのに

 

「アメニティグッズ」という言葉でまず連想するのは、

ホテルや旅館などの浴室や洗面所に用意されている

小さなシャンプーや石けん、歯ブラシなどではないでしょうか?

 

そもそもアメニティグッズとは、

快適性や快適な環境を意味するアメニティ(amenity)と

グッズ(goods)を足した和製英語です。

 

日本では1回分程度の小分けになっているもの、

簡易な作りで使い捨てだったり、

持ち帰りできるものとして、

ホテルや旅館に常備されているアメニティグッズ

 

洗面台の上にキチンと整列して置いてあるのが

当たり前とさえ思ってきましたが、

 

最大手の資生堂が撤退したことにより

アメニティグッズ業界は品薄状態が続いているのです。

 

さらに、2019年1月にウテナ化粧品もアメニティから撤退。

業界2位のポーラをはじめ、花王などが

製造、供給はしているものの、

 

ビジネスホテルや研修センターなどで使用されている

「低価格帯」のアメニティグッズは、危機的状態なのです。

 

 

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海外に出てみたら

 

海外のホテルでは「bath amenities」と呼び方こそちがいますが、

その内容は、ほぼ日本と同じと言えます。

 

ただし、格安ホテルはアメニティ自体を置いていなかったり、

 

上海のホテルでは2019年7月から新しいゴミ条例により

「使い捨てのアメニティグッズの使用を自粛」する

ホテルが出てきているそうです。

 

その国の事情や、ホテルのランクによって

アメニティグッズも異なるので、

 

事前にホテルの情報を調べるなど注意が必要です。

 

 

ちょっとラグジュアリーな気分で

 

非日常的な憧れの世界が広がる高級ホテルでは、

アメニティグッズにもそれぞれのこだわりが感じられます。

 

例えば、グランドハイアット東京ではJUNE JACOBS

ホテル椿山荘東京ではロクシタンのアメニティグッズが用意されています。

 

その他にもホテルによってはローラアシュレイブルガリなど、

一流ブランドのアメニティグッズをそろえることで、

 

ラグジュアリーな時間と空間

より楽しめるように工夫がされているのです。

 

 

まとめ

 

ホテルに宿泊するときに「当たり前」のように用意してあった

シャンプーや石鹸、歯ブラシなどのアメニティグッズの供給が、

 

最大手企業の撤退などにより、品薄状態でピンチとなっています。

 

薄利多売のアメニティ業界で、

特にビジネスホテルや研修センターなどで使用される

「低価格帯」のアメニティグッズ

利益を得るのが難しく、危機的状態です。

 

より快適な時間や空間で過ごしてもらうためのアメニティグッズ

 

高級ホテルでは、それぞれそのホテルの

イメージにあった一流ブランドのアメニティグッズを揃えることで、

よりラグジュアリーな非日常的環境を楽しめるよう

工夫がされています。

 

海外のホテルではホテルのランクやその国の事情によって

アメニティグッズが無い場合もあるそうです。

 

今後日本の宿泊施設でも、

ラグジュアリーな空間でこだわりのある

一流ブランドのアメニティグッズを揃えたと高級ホテルと、

 

アメニティグッズが完備されていない、

もしくは大容量の備え付けボトルタイプなどで

対応された低価格帯のホテルという風に、

二極化が進むかもしれません。