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深刻な「プラゴミ問題」にどう向き合う?

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最近、タピオカが大ブームですよね。

 

街でタピオカのお店の前に行列ができていたり、

コンビニやスーパーのドリンク売り場にも

タピオカ入りのミルクティーなどが、

数多く並んでいます。

 

黒い大粒のタピオカを一目で確認出来るのは、

中味のよく見えるプラスチック容器に入っているから。

 

タピオカ入りドリンクだけでなく、

ペットボトルをはじめとする「プラスチック」

私達の生活に深くかかわっています。

 

しかし、軽くて扱いやすい、便利なプラスチックが

「ごみ」となった時に沢山の問題が発生しているのをご存知ですか?

 

私達の地球がなぜ「プラスチックごみ」だらけに

なりつつあるのかをご説明します。

 

 

プラスチックごみの現状

 

2018年8月OECD経済協力開発機構)の報告書によると

1950年から2015年の65年間で

 

世界のプラスチック生産量は

2035倍になったそうです。

 

すごい倍率ですよね。

 

この数字だけでもプラスチックが

私達の生活の中に広く、深く浸透していることがわかります。

 

それに伴ってプラスチックごみも増加を続けているのです。

 

しかし、リサイクル率は世界平均でおよそ14%、

残りは投棄や埋め立てに回されています。

 

プラスチックごみは腐敗も分解もしないで、

そのままの状態で地球に溜まっていき、

 

このままのペースだと2030年には

120億トンに達するそうです。

 

つまり地球がプラスチックごみだらけに

なってしまうかも?という状態なのです。

 

 

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日本ではリサイクル活動が行われているのでは?

 

少なくとも日本では

プラスチックごみの分別や

リサイクル活動が盛んなはずでは?

 

ペットボトルも分別して捨てているけど?

と考えたのは私だけではないはず。

 

プラスチックそのものを減らす「Reduce」

使い捨てではなく再利用する「Reuse」

リサイクルする「Recycle」「3R運動」

という言葉を聞いたことがありませんか?

 

2019年5月の政府広報オンラインによると

日本のプラスチックごみのリサイクル率は27.8%ほど。

 

思ったより少ないですよね?

 

日本では分別回収された半分以上の

プラスチックごみは焼却炉で燃やされています。

 

もちろん、燃やすことによって出た

エネルギーを火力発電に使ったり、

温水プールに利用したりして

 

幅広い意味では

リサイクルと言えるのかもしれません。

 

しかし、

「再生されて別の新しいモノが出来たり、

分子レベルまで分解されて

再度プラスチックとして生まれ変わる」

 

ことをリサイクルと定義している世界水準で考えると、

残念ながら日本のリサイクル率は決して高くないことが分かります。

 

 

私達に出来ること

 

私達が日常生活の中で出来ること。

 

それはなるべくプラスチックごみを

出さないように心掛けることです。

 

具体的には、

買い物の時にマイバックを持参し、

レジ袋をもらわない。

 

水筒や、お店指定のマグカップを利用して

プラスチックカップを減らす

 

マイ箸を持ち歩き、

プラスチックのスプーンやフォークを

使わないようにする。

 

プラスチック製のストローを

必要とするときだけにしたり、

 

時には紙製のストロー

使用しているお店を選ぶ。

 

シャンプーや洗剤などの

詰め替え用品を上手に活用するなど、

 

意識して、可能な範囲で気をつけるだけでも、

たくさんのプラスチックごみを削減することが出来るのです。

 

 

まとめ

 

軽くて扱いやすい、便利なプラスチックは

今、私達の生活に無くてはならないものです。

 

ただし、腐敗も分解もしないため、

捨てられて「ごみ」となった瞬間から

 

「プラスチックごみ」という

地球環境を汚染する厄介者になってしまいます。

 

日本でもリサイクル率はまだ低く、

解決すべき問題が多いのが現状ですが、

 

私達の日常生活の中でも、

心掛け一つでプラスチックごみを減らすことは可能です。

 

プラスチックと地球で共存していくために、

私達も「プラスチックごみ」と向き合う事が大切です。