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薬の使い方、頓服(とんぷく)の意味 ご存知ですか?

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「頓服(とんぷく)」という言葉をご存知ですか? 

「聞いたことはある」という方も多いはず。

 

「なんとなく知っている」も含め、

間違った認識をしている人が

3人に1人位いるそうです。

 

頓服とは「症状のあるときだけ、使用する」

という意味です。

 

例えば、痛いときだけ痛み止めを使う。

という薬の使い方なのです。

 

薬の使い方は難しいけれど使わずにはいられない・・

そこで、基本的な薬の使い方を紹介します。

 

 

とにかく、タイミングが大事。

 

薬を飲むタイミングは主に3つです。

 

1,朝昼晩の食事のタイミングで

 

「食前」は食事の前の30分

「食後」は食事のあとの30分を目安に飲みましょう。

 

「食間」は食事から2時間後のことで、

食事の最中ではないので注意しましょう。

 

胃の中が空っぽの状態に効果が出る薬は食前に、

胃の中に食べ物がないと、胃が荒れてしまう薬は食後に、

食事の影響を受けやすい薬は食間が飲むタイミングです。

 

2,具体的に指示されたタイミングで

 

 薬によって「○○時間ごとに」とか

就寝前に、起床後すぐになど、

 

具体的に使用する時間を指定される場合があります。

 

3,症状が出たタイミングで

 

痛くなった時や咳がでてとまらない・・

など症状がでたタイミングで飲む薬があります。

 

先程の「頓服」と呼ばれる薬の飲み方です。

 

薬を飲むと、

薬の成分が最終的には血液に吸収されます。

 

血液が体内をめぐって、

病気の悪い部分に作用します。

 

薬が十分な効果を発揮するためには、

薬の血液中の濃度を常に

一定に保つ必要があるのです。

 

 

薬を飲むタイミングが大事なのは、

血液中の濃度を保って、薬の効果が一定期間、

ずっと得られるようにするためなのです。

 

 

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他にも注意点があるの?

 

主な注意点は4つです。

 

1,薬はコップ1杯(約200cc)の水かぬるま湯で飲みましょう。

 

水なしで飲むと

薬がのどや食道にひっかかって張り付き、

その部分が炎症を起こしてしまう可能性があります。

 

また、薬は水に溶けてから

効果を発揮するまでの時間を考えて作られているのです。

 

2,水以外の飲み物も避けましょう。

 

水以外の飲み物で薬を飲むと、

薬の成分と飲み物の成分が作用しあって

薬の効果が変わってしまったり、

 

副作用が出てしまったりと

予期しないトラブルが起きる場合があります。

 

3,量や期間を守りましょう。

 

指定された量を自分の判断で減らしたり、

増やしたりしない。

 

また、成分が効果的に解けだすように

工夫されて作られた錠剤を、

 

砕いたり、カプセルの中味を取りだして

使用したのでは、本来の薬の効果が得られません。

 

また、決められた期間は薬を飲み続けましょう。

症状が回復して、体調がよくなったからといって、

自己判断で薬を使うのを止めてはいけません。

 

4,処方された薬をなるべく理解しましょう。

 

病気を診断し薬を処方してくれるのは医師であり、

調剤してくれるのは、薬剤師です。

 

しかし、薬を使用するのは、

患者である私たち自身です。

 

私達が病気を治療するために薬を飲むのですから、

処方された薬に興味や関心を持つべきなのです。

 

薬を処方してくれた医師や、

調剤してくれた薬剤師の説明を一生懸命に聞くこと。

 

自分が飲む薬について、

不明点があれば質問し、

 

ネットで検索するなどして、

自分なりに理解することが

大切なのではないでしょうか?

 

 

まとめ

 

薬を使う時、守らなければならない

タイミングとルールがあります。

 

それは薬の血液中の濃度を一定に保って、

薬の効果をきちんと出すためです。

 

指定されたタイミングで、

指示された量を決められた期間、

コップ1杯の水かぬるま湯で飲まなければなりません。

 

そして、自分自身の身体の為に

使用する薬に関心をもち、

患者として、自分なりに理解することが大切なのです。