コンビニの新サービスにアクセス殺到
７月１日から、また新たなモバイル決済が始まりました。
セブンイレブンで使える「セブンペイ」と
ファミリーマートで使える「ファミペイ」。
コンビニ大手２社が始めた、
独自のモバイル決済サービスですが、
７月１日の運用開始には、専用アプリでの読み込みがうまくできず、
会員登録が完了しない状態が続きました。
新しく始まったこのサービス、
一体どのようなサービスなのでしょうか。
セブンイレブンで使える「７Pay」
これはセブン－イレブン・ジャパンが始めたモバイル決済サービスです。
使い方は簡単で、セブンイレブンで、レジでの会計の時に、
スマートフォンでバーコード画面を提示します。
それを店員に読み取ってもらい支払い完了です。
支払いの他にもクーポンの表示ができます。
現在は既存の「セブン－イレブンアプリ」で
アカウントを登録して利用できるようになっていますが、
１０月をめどに「７Payアプリ」をリリースし、
新機能の追加やセブン＆アイグループ以外の加盟店でも
使用できるようにする見込みだそうです。
まだまだこれから機能を充実させていく、といった感じですね。
ファミリーマートで使える「ファミペイ」
こちらも名前の通り、
ファミリーマートでの会計時に
利用できるモバイル決済サービスです。
７Payと同じく、スマートフォンでバーコードを表示させ、
店員に読み取ってもらうことで会計が完了します。
購買履歴や会員属性をもとに
クーポンも配信されるようです。。
「電子レシート」機能や、
対象商品を購入するたびにスタンプがたまり、
一定回数分のスタンプがたまると
クーポンがもらえるサービスもあります。
こちらはポイントではなく、
店舗での２００円の買い物につき
１円相当の電子マネーが還元されます。
また、電子マネーのチャージは店舗で現金で払うか、
クレジット機能のついた「ファミマTカード」と
連携させてチャージをすることが可能です。
秋には銀行口座との連携も予定しているらしく、
便利になっていきそうです。
モバイル決済への期待と不安
電子決済、とても増えていますよね。
私もどれを使っていったらいいのか、
少し決めかねています。
電子決済の規格を統一して、
まとめてほしいという声もあるようです。
買い物がしやすい環境で、
消費が増え、経済が回るのはいいことだと思いますが、
ここから先、益々このようなサービスが増えた場合、
全てのアプリをスマートフォンに
インストールし、管理するのも大変です。
また、それぞれに残金が発生して、
その都度チャージなんていうのも
ただでさえ見えないお金での買い物なのに、
不透明さがあるように思えます。
イメージ的には、各お店のポイントカードが
お財布の中でパンパンになってしまっている、
気づいたら有効期限が切れていた！なんて、
そんなイメージでしょうか。
一つのサービスに絞って
利用する消費者も多いと思います。
また、規格を統一しなくてもいいから、
どれも、どこでも使えるような
サービスになればもっといいのに、
という声も多いようです。
なかなか競合していると難しい部分ではあるようですが、
今後の展開に期待したいと思います。
消費者が選ぶ時代
最近ではこういった
モバイル決済が多く広まってきました。
LINE Pay、楽天ペイ、PayPaｙなど、
私たち消費者がどのモバイル決済を使うのか
選ぶ必要があります。
よくいくお店なのか、
使いやすいさなのか。
ゆくゆくは「今週はお金触らなかったなー」
なんて日も出てくるのでしょう。
現在はスモールスタートといった雰囲気で、どのサービスも
少しかゆいところに手が届いていない印象を持ちます。
しかし良いほうに見れば、
それぞれのサービスが利用者獲得を目指して
様々なサービスを展開している現在、
クーポンも多く出ていたり、
還元率を上げたりとサービスも
たくさん打ち出されています。
少し難しいように感じるモバイル決済ですが、
使ってみるとお財布をだすわずらわしさもなく、
便利に感じる人も多いようです。
サービスの始まった今、色々と試してみるのもいいかもしれません。
